Quote:
Originally Posted by kyuven
if you have the transcription, I can give it a shot
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I wasn't descriptive enough in my original post I guess :x
I only
transcribed most of page 1. That's all I got done. Here it is if you're curious.
Code:
汚濁
黒い光沢を放つ生地。艶めかしく、酷く扇情的で統一された衣装。ただ一人を除いてその場の全てがそれを身にまとっていた。セーラージュピターただ一人を除いて…。
評定は皮膜のような衣装で覆い隠され、唯一髪型だけが違う怪人達。
「ハアハア」
怪人達は皆、一様に息遣いが荒かった。セーラージュピターを取り囲み、その舐め回すような気配で圧迫していた。
荒い息遣いは疲れではなく興奮だろうか。
「みんなを一体どうしたんだ!?」
ジュピターにはその怪人達が、かつての仲間である事は解っていた。時折聞こえる喘ぎ声は、認めたくは無いが仲間のものである事は明白だった。
「おやおや、「どうしたんだ」……だって?」
クスリと笑う影が一つ。
「決まってるじゃない。あたしの玩具集めよ」
無邪気に笑うその仕草は外見と相応に見えるかもしれない。だが、ジュピターにはそれが邪悪なもの意外の何者にも感じられなかった。
「ふざけるなっ!人を玩具だなんて、そんなの許されるワケがないッ」
「あー怖い怖い。怖いけど、そうでなくちゃ♪」
まるで遊んでいるように、真面目に受け応えをしているようには見えない。それがますますジュピターから冷静さを奪っていく。
「このあたし、クラウンドール様の玩具に、あなたも加えてあげるわ。光栄に思いなさいな」
その言葉と共に、ずいっとかつての仲間、そして怪人にされた女性達が前へと進み出る。
「くっ……」
(どうすれば良いんだ……このままじゃ)
怪人になってしまったとはいえ、かつての仲間は仲間である。そう簡単に譸躇いもなく攻撃出来るほどジュピターは割り切ることが出来ない。その戦士としての甘さは大抵の場合は命取りとなる。
(あいつを、倒せれば……)